就活準備

CA・GSのインターンシップと早期選考について~インターンは参加すべき?~

 

1. はじめに~インターンシップってどれくらい大切?~

インターンシップの大切さ

客室乗務員のインターンシップは航空業界の就職活動やキャリア形成において重要な役割を持っています。
簡単にインターンシップの重要性を語るとすれば、大きく2点で

実質早期選考として位置づけられているため、就職活動において大きなアドバンテージになること

実務における実践的なスキルを磨く機会や現役社員との座談会にて専門知識を深める機会であり、自己成長や航空業界・客室乗務職を深く理解することに繋がること

インターンシップは就活成功への扉を開く重要な一歩であり、航空業界への就職活動を予定している方、客室乗務員やグランドスタッフとしてのキャリア形成を具体的にイメージしたい方は是非積極的に参加していきましょう!

 

インターンシップからの早期選考について

航空業界に限らず、インターンシップからの早期選考は、近年の就職市場において重要なトレンドとなっています。
流れとしては、学生がインターンシップを経験し、その後同じ企業による早期の採用選考に進むプロセスのことです。

インターンシップ選考 ➡ インターンシップ参加 ➡ 早期選考

このシステムの最大のメリットは、なんといっても学生が実際の職場環境での経験や実際に働いている人とのコミュニケーションを通して得た知識を積みながら、早期に希望する会社の内定獲得につなげることができる点です。

インターンシップでは、企業の業務を具体的に説明するほか、実際に体験できるプログラムがあることもあり、職場の文化や働き方を把握することができます。
この経験は、学生自身のキャリア目標に合った仕事かどうかを深く理解することに役立ちます。
一方、企業はインターンシップを通じて、学生のスキル、仕事への適性、企業文化への適合性を評価することができます。

早期選考のプロセスでは、インターンシップ中のパフォーマンスが大きく影響します。
積極的な姿勢や航空業界において求められている素質を上手くアピールできることが、皆さんの夢への道を開く鍵となります。
また、早期選考もとても倍率が高いのが現状ですが、早期選考ルートを活用できれば、就職活動のピーク時における競争の激しさを避け、精神的なプレッシャーを軽減する効果もあります。

2025卒からは、「インターンシップ」が新しく定義しなおされたこともあり、これまで航空業界にてメインで行われていた短期インターンシップを別の名称にしたうえで実施されています。

参考

「インターンシップの定義の変更」を簡単に説明すると・・

2024卒までは
インターンシップ=学生が在学中に自らの専攻、将来のキャリアに関連した就業体験を行うこと
そこで取得した学生情報を採用選考活動に使用できない

2025卒からは

インターンシップ=指定の要件を満たすタイプのみインターンシップと定義
取得した学生情報を採用活動開始以降、使用することが可能
※指定の要件を満たしていないものは「インターンシップ」という名称を使う事ができないため、これまでの1dayインターンシップとして行われていたものは、「オープンカンパニー」や「企業イベント」という名称が使われています。

インターンシップの要件をみたしていないものは「就活生の情報を本選考には活用できない」とされていますが、実態は早期からの評価・選別に影響があると言ってよいでしょう。
2026卒以降の就活生に対しては、再度インターンシップについて変更がかかる可能性もありますので、定期的にチェックしてみてくださいね。

インターンシップからの早期選考は、学生にとっても企業にとっても多くの利点をもたらすため、積極的にこの機会を活用することがベストです。
これにより、学生はより実践的なキャリア形成の機会を得ると同時に、企業は将来の優秀な人材を早期に確保できるのです。

TOKYO VIC ACADEMYインタグラム

 

 

2. CA・GSのインターンシップの概要

インターンシップの期間と内容

CA(キャビンアテンダント)・GS(グランドスタッフ)のインターンシップ(オープンカンパニーや企業イベント)は航空業界への興味を持つ学生にとって貴重な経験です。

オープンカンパニーや企業イベントの場合はたいていの場合は1日もしくは2日程度の期間で行われ、会社や職種についての説明や現場での実務体験を通じて、CAやGSの役割と業務について深く理解できます。
CAの場合、機内でのサービスや安全確保に関わるトレーニングについて具体的に説明を受けることができたり、実際にモックアップなどで実務体験をすることができたりします。
また、GSの場合は空港でのチェックイン手続きや荷物の取り扱い、旅客の案内などの業務の見学や体験ができます。

さらに、インターンシップ内においてグループワークを組み込んでいることも多く、チームワークやコミュニケーション能力の重要性を体感的に学ぶことができます。
現役のCA、GSとの座談会の時間も設けられていることがほとんどで、業界内のプロフェッショナルとのコミュニケーションを通して自身のキャリアについて知識を深めたり、将来のキャリアにおいて有益なつながりを築くことができます。
CA・GSのインターンシップは航空業界への足掛かりとして、実践的なスキルと専門知識を身につけるための重要な一歩となります。

 

 

3. インターンシップ参加者の声

参加者の声~インターンシップ~

ここでは、実際にインターンシップに参加した学生の声を一部共有します。
是非インターンシップのイメージをするために役立ててくださいね!
(※会社や時期は限定していません)

 座談会でお話していただいた客室乗務員の方がとても優しく、緊張せずに話すことができました。また、話し方や声のトーン、表情など、たくさんお褒めの言葉をいただきました。しかし、そういった際にいかに謙虚でいられるかを見られているとも感じました。

 企業説明会のあと、現役の方との座談会でした。初めての顔出しでのインターンシップでしたので、緊張しておりましたが、企業について社内の方からの情報を聞くことができる貴重な機会で大変有意義な時間でした。勤務形態や乗務する以外の仕事、キャリアアップについてお話を聞くことができ、より客室乗務職に興味を持つことができました。また、何度も使用される言葉や強調されている言葉をメモすることができたので、今後採用試験などの際に活用していきたいです。

自分が知らないことを沢山知れたインターンシップでした。とても有意義な時間になりました。

オンライン開催でした。会社や職種について学び、短いグループワークを行い、最後に座談会でした。座談会では6人ほどのルームに一人CAの方がついてくださり、全体の参加人数も少なかったので、全員質問をする機会がありました。

最初に会社のことについて学び、空港内を見学しました。6人のグループに一人GSさんが付いてくださったので、質問等がしやすかったです。

2日間の実施でした。1日目は事業や会社のことについて、事業所見学、機内見学、業務体験をしました。2日目は、グループワークで会社に対する知識を深めました。人数が20人のみだったので、社員さんともほかのインターン生とも距離が近くとてもアットホームな雰囲気で取り組むことが出来ました。

 

あくまで一部のインターン参加者の声ですが、非常に有意義な時間になることが分かりますね。
実際にインターンシップに参加することで感じることのできる社員の雰囲気や業務に対する想い、自身のキャリアに繋がるようなヒントが沢山詰まっています。
みなさんの就職活動を効率よく進めるためにも、キャリアビジョンを明確にするためにも、インターンシップには積極的に参加することがおすすめです。

 

参加者の声~インターンシップ後の早期選考~

こちらではインターンシップを経て、早期選考に進んだ参加者の声を見ていきましょう。
インターンシップから早期選考までの流れのイメージを明確にするために活用してくださいね。
(※会社や時期は限定していません)

面談という名称でしたが、やはり面接という感じでした。ベテランの男性と女性の社員の方から交互に質問を受けました。緊張し笑顔が固くなってしまったり、目線が下がってしまったりしていた気がします。自己分析と企業研究を改めて固めておくことが大切だと感じました。

非常に温厚な雰囲気でした。面接官は女性と男性1人ずつでした。面談と言われていましたが、まるで面接のような内容だったので既に選考なのかと気が引き締まりました。

内容は面接でした。総合職の方とCAの方が面接官で、どちらも年次高めの方でした。和やかでしたが、とても緊張しました。

インターン後にしばらくして座談会の案内をもらいました。初めに雑談も交えて下さったので思っていたよりもリラックスした雰囲気でした。答えたことに対して共感して頂いたり、実際の業務の話をしてくださったのが印象的でした。

インターン参加後に案内をいただき、面談と座談会がありました。面談は実質面接だということは分かっていましたが、そのあとの座談会も見られている印象があったので、座談会も含めて選考に関係していることを実感しました。

前もって早期選考を見据えた早い段階からの準備が非常に大切になってくることが伝わってきますね。
参加者の声を参考にしながら、面接であなたの魅力を十分に発揮できるように早め早めに準備を進めていきましょう!

資料請求

 

 

4. 応募方法と選考プロセス

 インターンシップ応募に必要な書類や提出方法の説明

では、実際にインターンシップに参加する際のフローをご紹介します。
インターンシップへの応募に求められる書類・プロセスは、一般的には下記の通りです。

インターンシップのES

WEBテスト

エントリー動画
WEBテストやエントリー動画については、会社や応募する時期によって異なることもありますので、
応募する際はしっかり募集要項を確認してくださいね。
ESの中には英語力を証明する資格を書く欄もありますので、なるべく早めに各会社の求めている英語力を達成しておきましょう!

 

インターンシップ参加〜早期選考~内々定までの一般的な流れ

インターンシップへの応募、参加、そしてその後の流れを簡単に説明します。
必ずしも下記の通りではありませんが、一般的には次のように進んでいきます。

step
1
インターンシップ参加のための書類選考

インターンシップES提出、SPI(テストセンター)、エントリー動画等
ESは大体設問が2つ~3つなのが一般的です。そのうちの一つは、ほとんどの会社が「何故インターンシップに参加しようと考えましたか?」というインターンの参加希望理由ですので、早い段階からイメージしておくと良いかもしれません。

 

step
2
インターンシップ参加のための面接選考

面接選考(オンライン)
2週間~3週間ほどで書類結果が出て、面接への案内が届き始めます。面接内では、どのようなことをインターンシップ内で学びたいかという事を軸に皆さんのこと(自己PRや学業のこと、ガクチカや就活状況など)を聞くことがほとんどです。

 

step
3
インターンシップ

インターンシップ参加
会社によって異なりますが、1Dayオープンカンパニーなどのような場合、1~2か月間の間で都度開催するという流れが一般的です。
インターンシップに参加する際は、参加する際の姿勢や積極性などを見られている意識を持ちながら楽しんで参加すると良いでしょう。

 

step
4
早期選考(採用試験):一次選考

案内が来るタイミングはそれぞれですが、インターンシップに参加したあと、本選考用のESを期限内に提出後などのタイミングで「特別面談会」や「特別座談会」というような名称で早期選考への案内が始まります。会社によって、対面の場合もあればオンラインの場合もあります。

 

step
5
早期選考(採用試験):二次選考

一次選考の結果が大体2~3週間以内に判明し、実質二次選考である「特別座談会」「面談会」等への招待がきます。一般的には二次選考以降は対面での面接に戻している会社が多いため、対面での面接に対しても準備と練習を重ねておく必要があります。

 

step
6
早期選考(採用試験):最終選考

更に2~4週間程度で、二次選考の合否が判明し、合格だった場合は最終面接にあたる「座談会」へ参加することとなります。これを終えると、内々定という形で連絡が来る流れです。

 

step
7
内々定

内定連絡までにはばらつきがありますが、一般的に面接解禁とされている6月に入ると同時に内々定を獲得しているという場合がほとんどです。

こちらもCHECK

エアライン就活準備、何から始めるべき?具体的な対策内容を解説!

エアライン業界への就職活動は、細かな準備と専門的な知識が必要です。本記事ではCA(客室乗務員)/GS(グランドスタッフ)に内定するためのエントリーシート(ES)作成、面接、身だしなみ、エアライン就活に向けた準備、対策、ポイントを具体的に解説します。

続きを見る

 

5. インターンシップ成功のカギ

CA・GSでのインターンシップを有意義に過ごすためのヒント

インターンシップは、就職活動とその先の将来のキャリアに大きな影響を与える貴重な経験です。
この機会を最大限に活用するためには、いくつかの重要なポイントを押さえておくことが大切です。

積極的な姿勢を持つこと
まず、なによりも積極的な姿勢を持ちながらインターンシップに参加することが必要不可欠です。
積極的にグループワークや業務体験に取り組み、新しい課題に挑戦することで、多くの学びを得ることができます。
また、質問タイムもうまく活用し、積極的に参加する姿勢を表現しましょう。
グループワークにおいては、フィードバックを積極的に求めることで、理解を深めると同時に、コミュニケーション能力を磨くことにも繋がります。

チームワークを意識すること
次に、実務経験を深めるために、実際の業務体験や見学、グループワークの際に特に心掛けておきたいのはチームワークを意識した上で行動すること。
実際の職場での仕事の流れやチームワークの重要性を体感的に学びながら、チームにおいてどういう役割をしてきた方かという点においてポイントになります。
インターンシップだけにとどまらず、今後、先輩になるかもしれない現場の社員や同期になるかもしれない参加者とネットワークを築くという意味でもチームワークは常に意識しておきたいですね。

学びを明確にし、振り返りを行うこと
最後に、インターンシップ終了時には、得た経験や学びを振り返り、自己成長につなげることが重要です。
直接的にESや面接時に使えるワード、エピソードなどもあるかもしれませんし、中長期的な目線でキャリアを考える時に活かせる学びもあるでしょう。
インターンシップでの経験は、自己分析や今後のキャリアプランにおいて、貴重なヒントとなります。

インターンシップ前に「ここを学ぶ!」と目標を持ち、目標を達成できるような意識で参加し、しっかり振り返ることで自身の就職活動を大きく前に進める事が出来ます。

インターンシップ参加時には、これらを心掛けることで、キャリアの成功への土台としていきましょう!

 

6. まとめ

CA・GSのインターンシップ~就活を進める上でもキャリア形成の上でも重要な機会~

客室乗務員(CA)や地上スタッフ(GS)のインターンシップは、学生の就職活動を大きく進めていくうえでも、キャリア形成の上でも非常に貴重な機会です。
このインターンシップを通じて、学生は航空業界の具体的な知識や実務経験を直接体験し、職場の雰囲気や日々の業務の流れを深く理解できます。
また、実際の業務に参加することで、顧客サービス、チームワーク、コミュニケーションスキルなど、職業生活において不可欠なスキルを身につける機会となります。
さらに、インターンシップに参加することで得られる学びは、就職活動時の面接やエントリーシートでの自己PRにも繋げることも出来ます。
早期選考の有無を除いたとしても、就職活動を進める事において、大きなアドバンテージとなるでしょう。
このように、CAやGSのインターンシップは、夢を目指すうえで欠かせないステップなのです。
航空業界で働くことを実現していくために、まずはインターンシップに参加することを目指していきながら夢に着実に近づいていきましょう!

 

 

-就活準備
-,

© 2021 TOKYO VIC ACADEMY Powered by AFFINGER5